歴史と家族のあつまる家「ゆいのひろば」
賃貸物件の建て替えをしたご縁から、ご自宅を注文住宅として建築された施主様。
ご家族から引き継がれた元の住まいは、ご夫婦二人での暮らしには持て余すほどの広さがあり、増築改築を繰り返したために生活動線が思わしくない住宅でした。
思い切って建て替えを計画する中で、出てきたキーワードは「平屋」。
生活しやすい動線を確保したい、そして、子供や孫が集まれる場所でありたい、という願いとともに、かつてのご自宅で大切にしてきた仏壇と欄間を引き継ぎたい、というご要望もおありでした。
お話をいただいてから、作成したプランは7~8回。
会話を重ねていく中で、「リビングにブランコやハンモックをつけられる大きな梁を」というご希望をいただき、その梁はご新居の象徴的な存在になりました。
ブランコをつけるためのプラットフォームでもあり、美しく、大きな梁が通ってるリビング。その天井には、大屋根からの光を取り入れる天窓をつけ、自然光が行き渡る設計にしました。また、リビングの一画に和室コーナーを設け、欄間を活用。欄間についてる歴史ある家紋は、古いお家から新しいお家をつなぐ素敵なアイコンにもなっています。







場所
東京都
間取り
1LDK+事務所 約150㎡
竣工
2024年
構造
木造(一部APS工法)
家族構成
夫婦